遺伝子組換え食品 
農作物を育てる農家にとって害虫や雑草の駆除は労働力とお金の大きな負担となります。この悩みを解決したのが遺伝子組替え技術です。この遺伝子組換え技術によって虫がつかず、強力な除草剤にも負けない農作物が誕生しました。この新しい技術はアメリカの世界戦略として位置付けられたため、急速に普及し実用化されています。事実、日本のビール会社が使用しているコーンスターチ(とうもろこし)もこの技術を用いて栽培されたものですし、しょうゆ(大豆)やサラダ油、ポテトなどもそうですから、私たちはいつのまにかこの遺伝子組替え食品を口にしてしまっていることになります。
ところがこのすばらしい技術も冷静に考えればたいへん危険なものである可能性があります。遺伝子組換え食品を食べたコガネムシやモンシロチョウなど昆虫という昆虫はすべて死んでしまう食べ物なのです。そういう食べ物を長期間にわたって食べつづけてはたしてまったく害がないと言いきれるのでしょうか?これまで遺伝子組替え食品を長期間にわたって食べつづけてきた人は1人もいないのです。
また遺伝子組替え作物はこれまで地球上に存在しなかった新しい植物です。この新しい植物は遠く離れた近種の植物と花粉による交配を繰り返し新しい生態系を拡大していきます。それまでそれらの植物を食料としていた昆虫がいなくなり、またそれらを食料としていた鳥や爬虫類が影響を受けやがてこの食物連鎖が人間にまで大きな影響を与えてしまう可能性も充分あります。
化学物質の乱用がアレルギーやアトピー、環境ホルモンなどのようにこれまで人間がまったく予期しなかった形で重大な問題を起こしていることなどを考えれば、私たちはこれらの技術の導入にもっと慎重であるべきです。
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