環境ホルモン 
『買ってはいけない』の著者の1人、渡辺雄二さんから講義をいただいた。
一般的に言って化学物質は人間の体に悪い。これまで人類が生み出した化学物質は1千万種類といわれ、毎年1千種があらたに生み出されているという。
化学物質には2つに大別される。ひとつはこれまで自然界にあった物質を真似て作り出された化学物質(ビタミン、クエン酸など)。もうひとつはこれまで自然界にまったく存在しなかったものを人間があらたに作り出したものであり、後者は人体で分解できず、体内に残留する場合が多く問題になる場合が多い。そしてその化学物質のなかでも特に問題となるのが環境ホルモンと呼ばれるものである。
現在環境ホルモンとしてはっきり有害であると言われているものには
@ DDT
A PCB
B トリブチルスズ
C ダイオキシン などがある。
これまではごく少量の化学物質(残量基準内)であれば、問題はないという考え方が通用していた。ところが、環境ホルモンという物質に限っていえば、ごくごく微量であっても人体のホルモンバランスをかく乱する恐れがあるのだ。
通常ある物質の濃度をあらわすには
%(100分の1)
ppm(100万分の1)
ppb(10億分の1)
といった単位で表現されるが、環境ホルモンの場合もうひとつ上の
ppt(1兆分の1)という量でも問題になってしまう。これは実感としてどれくらいの量かというと、長さが1000メートル、幅が1000メートル、深さが1メートルあるプールの中に、1cm四方の角砂糖を1個落としたのと同じである。たとえこれほど微量であったとしても、環境ホルモンはあたかも人間のホルモンと同じように働き、体のシステムをかく乱してしまう。その結果、すでに世界各地に住む動物の両性化、オスのメス化がすでに信じられないほどのスピードで進んでいるといわれる。すでに人間への影響も深刻で成人男子の精子の数が減少したりペニスが小さくなってしまっているといわれる。
以上、化学物質がホルモンをかく乱する場合が環境ホルモンとして大きく問題視されているが、化学物質はホルモンだけでなく、免疫系統、神経系統をかく乱する可能性がある。免疫系統をかく乱した場合がアトピーという症状になってあらわれているのではないだろうか?というのが渡辺さんの仮説である。我々がこれまで安全なものとして使用を続けてきた石鹸やシャンプーに含まれる化学物質が経皮吸収されることにより免疫系統のかく乱を及ぼしていると考えるとアトピーの原因をうまく説明できると思います。 |
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