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健康茶による夏季潰瘍の再発予防

注)かんぽう茶はビデンスピローサ茶に名称が変わりました。

増澤幹男 (北里大学医学部皮膚科) 夏季潰瘍を伴うリベド(1ivedo reticu1aris withsummer u1ceration)は, 最近めずらしくなくなった疾患の1つと思われます.当科においては数十例の 方が通院されています.この疾忠概念はまだ確立しているとはいえませんが, 少なくとも狭義の壊死性血管炎ではなく,皮膚微小血管の血行障害であるといえます. この疾思の問題点は,毎年のように再発する夏季潰瘍です. 足関節を中心にくり返されるこの虫食い状の有痛性潰瘍は,いったん 形成されると,上皮化するのに数力月を要します. 患者さんにとってかなりのストレスになっています. 再発予防として生活の改善と,薬物療法として末梢循環改善剤,抗血小板剤, ビタミン剤,ときには免疫抑制剤やステロイドホルモンの投与を行いますが, 確実な予防はできていません. 文献上もこれといった予防方法は報告されていません. 最近,学内の某研究者の紹介で“かんぽう茶"(武蔵野免疫研究所)なる健康茶を 知ることとなりました.お茶の主原料はビデンス・ピローサで,それに生姜と昧付けに 焙煎大麦が添加されています. ビデンス・ピローサは本州以南の日本や,台湾,中国を含む熱帯各地に自生する キク科の植物で,古くから煎じて利尿,消炎,解熱,鎮痛薬として利用されていたようです. また,生姜は保温,健胃作用があり,大麦は整腸作用が知られています. これらがうまく配合されて飲みやすい健康茶になっています. 飲み方は分包された1パックに煮沸した約11のお湯を注ぎ, 1日数回に分けて,保温して飲むのが基本となっています.薬効から考えて血 行障害に少しは効果があるかもしれないと,当科の脈管外来に通院中の, お茶の好きな忠者さん22名に飲んでもらいました. 患者さんの疾患は各種の血行障害ですが,味が好みではない1例と便秘に なると訴えた1例を除き,20例の方はたいへん気に入って継続飲用してくれました. 多くの患者さんは汗が出やすくなったとか,手足が暖かくなってきたことを 自覚されました. 22名の中に7例の1ivedo reticularis with summer ulcerationの患者さんが おられました.平均8年の罹病期問があり,ほとんどの忠者さんが毎年再発する 夏季潰瘍に悩んでおられました. 驚いたことに,この7例の患者さんの夏季潰瘍は,昨年はまったくといっていいほど 再発しませんでした. 夏季潰瘍は,必ずしも毎年再発するとはかぎりませんが, お茶を飲用した7例全例に夏季潰瘍が出現しなかったことは, お茶の効果は疑う余地はないものと思われます. 潰瘍が再発しなかったことで患者さんにはたいへん喜ばれました. 有効性については冷静に判断し,今後長い経過でこの効果の確証を 得なければなりませんが,血行障害の患者さん,とりわけ再発をくり返している 夏季潰瘍の患者さんに,食生活の一部としてこの健康茶を飲用してみる価値は 十分にあると思います.最近の日本生薬学会での報告では, 糖尿病にも効果があるといわれています.

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